生物機能化学研究室の瀬戸義哉准教授が2021年度JST(科学技術振興機構)の創発的研究事業に採択されました

JST創発的研究事業は、特定の課題や短期目標を設定せず、多様性と融合によって破壊的イノベーションにつながるシーズの創出を目指す「創発的研究」を推進するため、既存の枠組み捕らわれない自由で挑戦的・融合的な多様な研究を、研究者が研究に専念できる環境を確保しつつ長期的に支援するものです。この度、生物機能化学研究室の瀬戸准教授が「植物病原菌が生産するストリゴラクトン様活性分子の探索」という課題で本事業に採択されました。

ストリゴラクトンは、植物ホルモンとして機能するとともに、植物に無機栄養を提供してくれる共生菌との共生を促進する働きも有しています。一方で、アフリカ等の地域で甚大な農業被害をもたらしている根寄生雑草は、重要作物を含む他の植物の根から分泌されるストリゴラクトンを感知して発芽する特殊な発芽システムを有しています。本課題では、これまで多くの植物ホルモン分子が植物病原菌の代謝物としても見出されている点に着目し、主に植物病原菌の代謝物から、ストリゴラクトン様の活性を示す分子を見出すことを目指します。

 

明治大学ニュースページリンク

https://www.meiji.ac.jp/osri/topics/2021/6t5h7p00003dmh0m.html

 

JST創発的研究事業ページリンク

https://www.jst.go.jp/souhatsu/outline/index.html

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