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竹中麻子 | 明治大学 農学部農芸化学科

教員個人(研究室)ページ

食品生化学研究室
Food Biochemistry

担当教員: 竹中麻子 教授/農学博士

<研究略歴>

1990年 東京大学大学院農学研究科農芸化学専攻博士課程中退、助手(東京大学農学部)
1997年 山形大学農学部助教授
2003年 明治大学農学部准教授(2012年より現職)

<主な担当科目>

食品化学、食品生化学、細胞生物学

<研究室所在>

第一校舎5号館6階602室

研究テーマ

食品成分を体が認識するメカニズム

 私たちは毎日多くの食品を食べていますが、摂取する食品成分が変化すると体内ではさまざまな変化が生じます。たとえば、タンパク質摂取量が不足した動物では、肝臓に脂肪が蓄積するという現象が古くから知られています。このとき、動物の体内では内分泌系(ホルモン)や神経系のはたらきがタンパク質欠乏に反応して変化し、筋肉で使わなくなったエネルギーを肝臓に脂肪として蓄積することで体内の恒常性を維持していると考えられます。このような変化のメカニズムにはまだ未解明の部分が多いため、私達は分子レベルでの解明を目指して研究を行っています。さらに、タンパク質栄養状態の悪化は肝臓だけでなく筋肉への脂肪蓄積も引き起こすため、この現象を家畜に応用して、脂質含量が高い(美味しい)レバーや食肉を生産するための基礎研究にも取り組んでいます。

 私たちが注目しているもう1つの食品成分はビタミンEです。これまでに、ビタミンE摂取量の不足が動物の不安行動を増加させることを明らかにしてきました。抗酸化ビタミンであるビタミンEの不足が脳の酸化ストレスを増加させて行動の変化を引き起こすと考えられますが、詳細なメカニズムは明らかになっていません。適切な栄養摂取が、体だけでなく、健康な精神活動の維持にも重要であることを示す興味深い結果であると考えています。

 

 具体的には、以下の内容について研究を進めています。

1)タンパク質の欠乏による体内のタンパク質・脂質代謝変動に関わるホルモンの研究

2)ビタミンE欠乏が不安行動におよぼす影響の研究

3)ビタミンE代謝の性差および動物種差に関する研究

 

 

・研究室メンバー:修士2年 3名;修士1年 3名;学部4年 7名;学部3年 10名