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【論文掲載】食品生化学研究室の研究成果がThe Journal of Nutrition誌に掲載されました | 明治大学 農学部農芸化学科

【論文掲載】食品生化学研究室の研究成果がThe Journal of Nutrition誌に掲載されました

食品生化学研究室の守谷浩子(博士前期課程卒業生)、竹中麻子(教授)は、横堀友希、古川太一、加藤拓、佐藤遼太(いずれも食品生化学研究室の卒業生)と共著で論文「Ovariectomy increases circulating retinol-binding protein concentrations independently of sex-dependent differences in retinol concentrations in rats」を発表しました。

レチノール(ビタミンA)やその結合タンパク質の血中濃度には性差があることが知られていましたが、両者の関連性や性ホルモンによる制御については明らかになっていませんでした。
この論文では、性成熟前後のラットや雌雄の性腺除去ラットを用いて検討を行い、肝臓におけるビタミンA結合タンパク質の合成量がオスでメスより高く、これにより肝臓から血中へ移行するビタミンAがオスで多くなり、血中濃度の性差が生じる可能性を示しました。
さらに、メスのビタミンA結合タンパク質の脂肪組織での合成と血中濃度が卵巣除去により顕著に増加することを見いだしました。閉経後の女性(ヒト)で血中ビタミンA結合タンパク質濃度が高いことは知られていましたが、これが卵巣機能の低下によって生じることを初めて明らかにしました。また血中のビタミンA結合タンパク質濃度の上昇はインスリン抵抗性と関連することが示されており、本研究の成果は、高齢女性のインスリン抵抗性のリスク研究にも貢献すると期待されます。


論文はこちら

https://doi.org/10.1016/j.tjnut.2023.02.033

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