【論文掲載】植物制御化学研究室の研究成果がPNAS誌に掲載されました

ストリゴラクトンは、植物の枝分かれを制御するホルモン分子として機能するとともに、根圏にて寄生や共生を制御するシグナル分子としても機能します。このたび、植物制御化学研究室の瀬戸義哉准教授は、京都大学化学研究所の増口潔助教、山口信次郎教授らの研究グループとの共同研究により、ストリゴラクトンの合成に関与する新たな酵素を見出すことに成功しました。この酵素は、ホルモンとしての機能を持たない前駆体分子から、ホルモン活性を有する活性型分子への変換を担う重要な役割を担う酵素であり、植物界に広く存在することが明らかになりました。また、接ぎ木実験を行うことにより、植物ホルモンとしての機能をもたない前駆体分子が、根から地上部へと移動し、地上部でホルモン活性をもつ分子に変換されて機能することも明らかにしました。

 

論文はこちら

https:https://www.pnas.org/doi/10.1073/pnas.2111565119?url_ver=Z39.88-2003&rfr_id=ori:rid:crossref.org&rfr_dat=cr_pub%20%200pubmed//www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0960894X21003115?via%3Dihub

 

プレスリリースはこちら

https://www.meiji.ac.jp/koho/press/6t5h7p00003fa4p9.html

 

植物制御化学研究室ホームページリンク

https://setoyoshiya.wixsite.com/mysite

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