明治大学農学部農芸化学科の島田友裕准教授と法政大学マイクロ・ナノテクノロジー研究所の石浜明客員教授は、モデル生物大腸菌におけるこれまでの研究成果を基盤として、転写因子による制御ネットワークの階層性をFEMS Microbiology Reviews誌上で提案しました。
特に、核様体タンパク質であるH-NSやStpAによるゲノム抑制化機構や、LeuOなどのグローバルレギュレーターによるその抑制化解除機構について、独自に開発したGenomic SELEX法を用いて解析した研究成果を基盤に論じており、微生物のゲノム制御の枠組みを提案するものとなっています。
FEMS Microbiology Reviews誌はヨーロッパ微生物学会連盟により発行されている権威のある学術雑誌です(Impact Factor = 13.920)。